一期一会雑炊

＊個々の患者さんや状況に応じて最適な食事は異なることがあります。レシピの内容やアレンジはあくまで一例です。自分の体調に合わせて調整するとともに必要に応じて主治医の先生に相談しましょう。

栄養価(1人分)

エネルギー	450kcal	たんぱく質	35.8g
脂質	9.0g	炭水化物	61.0g
食物繊維	3.2g	食塩	0.9g

15分

ずぼら飯あったまるもの減塩脂質5-10g未満

材料(1人分)

・炊飯済みのご飯
...適量(雑炊にすると容量が増えるのでそれを加味してください)
・あまりものの野菜や肉や魚やおかず(あれば)
...ほんのちょっとでも良いですし自分のお好みの量で
・あまりもののスープとか出汁とか（あれば）
...ほんのちょっとでも良いですし自分のお好みの量で
・白だしや麺つゆ、塩、出汁醤油等、味付けの調味料
...お好みで

≪お好みで≫
生姜や山椒、胡椒等のアレンジ
玉子

≪調子が良くて少し繊維をとりたい場合≫
押し麦、もちむぎ等少量

【例】
冷凍ご飯...150ｇ
鶏むね肉...100ｇ
大根・にんじん・玉ねぎ...各10ｇ
白だし...大さじ１
卵...１個
小ねぎ...細かく切ったもの大さじ１

作り方

片手鍋に、ご飯と、ご飯が十分に浸る位の水と出汁を入れる

あまりものの野菜や肉類・魚類・おかず等があれば一緒に入れる

ふつふつするくらいの火加減で、水気がほどよく飛ぶ位に火を通す(ご飯からとろみがでてくる感じ。しゃばしゃばではない状態が私は好きだけど、ここは自分のお好みで！押し麦やもちむぎを入れている時は20分くらいことこと火を通します。炊飯済みの白米のみであれば10分程度かな？)

味見をしながら、調味料を加えていく(生姜や山椒、胡椒等も加えるのならここで)

出来上がるちょっと前に玉子を入れる。溶いた状態で入れても良いし、そのまま入れて、黄身をくずしながら食べるのも美味しいので、こちらもお好みで！

【例】
１．冷凍ご飯を解凍する
２．鶏むね肉を2～3㎝角に切る
３．大根・にんじんは薄めのいちょう切り、玉ねぎは薄切りにする
４．片手鍋に、ご飯と、ご飯が十分に浸る位の水と白だしを入れる
５．２・３を入れる
６．ふつふつするくらいの火加減で、水気がほどよく飛ぶ位に火を通す
７．味見をして足りないようなら塩・しょうゆ・めんつゆ等を入れて好みの味にする
８．出来上がるちょっと前に玉子を入れる。溶いた状態で入れても良いし、そのまま入れて、黄身をくずしながら食べるのも美味しいので、こちらもお好みで！
９．器に盛り、小ねぎを散らしたら完成

IBD調子が悪い時

繊維の多い野菜は控えましょう。玉ねぎ、人参、大根、白菜、じゃがいも、かぶ、かぼちゃなどがおすすめです。

狭窄

調子が悪い時と同様にして野菜は量を少なめに。よく嚙んで食べるよう心がけてください。

一工夫で低FODMAP

白だしを低FODMAP食の商品（麺つゆも可）を使う、もしくは出汁を取ると低FODMAP食レシピになります。レシピに使われている大根や小ねぎは低FODMAP食品です。それ以外にも、お腹に合う食材（白菜、にんじん、のりなど）を使って一期一会の雑炊を作ってくださいね。

このレシピの作者

abqさん

クローン病

どのような状況で作りましたか？

おなかの調子がいまいちの時, 便回数が増えてきた時／便が緩くなってきた時, しぶり腹の時, 体調悪化の予兆を感じた時, 活動期, 寛解期, 退院直後

このレシピに対する思いや工夫

余った野菜や家の残り物を美味しく片付けられ、なおかつお腹にもやさしい、その日その時にある食材でしか作れない一期一会の雑炊です。写真映えはしませんが、意外な食材の組み合わせでも結構美味しく食べられちゃいます。じっくりゆっくり火を通すのと、ご飯がやわらかくなるので、量が多くても意外とぺろりと食べられます。